アンティーク ダイヤモンド ゴールド クロス ペンダントヘッド

クロスモチーフのペンダントヘッドです。
18世紀から19世紀にかけての、大変古い作品と推測します。

おそらく元々は、クロスの上部にリボンを通して着用できるような
別のパーツが付属していたものと考えられます。
長い年月の中姿を変え、今のこの時代へとたどりついたのでしょう。

山型に盛り上げたゴールドの円でクロスを象り、それぞれの
中央にダイヤモンドをセット。
各石にはラフとも表現できるようなローズカットが施され、
小さなものも含めると計十一石が使用されています。

5ミリほどの高さがあるゴールドの頂からキラリと覗く光。
その強く印象的な輝きは紛れもなくダイヤモンドのみが持ち得るもの
なのですが、一般的な石のイメージとはあまりに異なり、一瞬それが
何であるのか分からないかもしれません。

磨きこまれた人工物かのようにメタリックで、同時に原石を思わせる
野性味も感じさせ、両極を備えた不思議な魅力につい引き込まれて
しまうのです。

金色の明るさと突き出たフォルムのインパクトはありつつも、
クロスを形作るゴールドの細工は、縁に波模様をぐるりと巡らせた
簡素なデザインです。
裏側もふっくらと丸みを帯びているのみで、過剰な装飾は
控えられています。

素材の供給状況や宗教的な背景など当時の事情を踏まえ誕生した
作品が、数百年を経て現代の私たちの目には斬新に映るのもまた、
アンティークならではの面白味といえます。

年代  1700年代〜1800年頃
国   ヨーロッパ
素材  ダイヤモンド ゴールド
サイズ 約5.5cm×3.3cm

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型番 gj21012
販売価格
489,000円(税込)
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