CHANEL マルチカラーガラス タッセル チェーンベルト

シャネルのチェーンベルトです。
1970年代から80年代頃の作品と推測します。

CHANEL、Christian Dior、Yves Saint Laurent等、当時の
トップメゾンのファッションにおけるベルトの重要性は、
現代以上であったかもしれません。
メタルやガラス、レザー、様々な素材を使用したバラエティ
豊かな作品が数多く製作されています。
洋服を引き立て、時に装いの主役にすらなりえる存在感は、
ジュエリーとしてとらえても差し支えがないほどです。

そしてジュエリー同様、その出来栄えの良さはつくりの細部に
表れています。
重厚感たっぷりのメタルチェーンは、リングを連ねたチェーン
二本を一セットとし、計三セットを編んで仕上げています。
リングパーツは単に丸い形ではなく、少し厚みのある輪の端が
平らになるようカットされているので、面が光を反射して
キラキラと輝き、さらに迫力が増すのです。

メインには、シャネルのファッションアイテムを彩る重要な
モチーフの一つ、タッセルを採用しています。
ロゴをあしらった立体パーツから下がり揺れる、メタル
チェーンのフリンジ。
フリンジの先端にはレッド、ブルー、グリーン、パープル、
オレンジ、五色のガラスが飾られています。

ガラスはココ・シャネルが自身の作品に好んで用いた
19世紀創業のガラス工房、グリポワ(Gripoix)のもの。
メタルの輪の中にガラスをぎゅっと絞り込み固めたような、
なんとも不思議な形状と質感です。
グリポワのガラスは英語で "poured glass (pour=注ぐ
の意) " と表現されますが、まさにその通りであろう製造
過程が想像できます。

いつの時代も "CHANEL" が特別であることがよく分かる
作品です。

フック付近に "CHANEL" のサイン。
少々のメタルの変色、ガラスのキズ等は製造方法、年代、
構造を考慮し作品の完成度に影響を与えない程度と考えます。

年代  1970〜1980年代頃
サイズ 長さ約84cm(内アジャスター部分約9cm含む)

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型番 cj22002
販売価格
298,000円(税込)
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