ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイア、四大宝石と
称される各種で四葉のクローバーを象ったリングです。
19世紀後期頃製と推測されます。
葉の一枚を成すダイヤモンドには、質の良いアンティーク
ダイヤモンドに多く見られる、オールドマインカットが
施されています。
きらきらとしたクリアで上品な輝きです。
四葉の中央に配された、比較的シンプルな表情のシングル
カットの一石、また茎部分の小さなローズカット三石との
煌めきの違いも楽しめます。
エメラルドは長方形のステップカット、ルビーとサファイアは
少々の丸みを帯びた楕円型に近いカットです。
いずれも鮮やかな色と透明感を引き出しています。
各石のセッティングにはゴールドを使用、正面から眺めると
石の周囲を金色の爪が点々と縁どり、愛らしいアクセントに
なっています。
より大きく輝いて見せるために、白色の地金を好んで合わせる
ダイヤモンドにも敢えてゴールドを用いているのは、
デザインの統一感を大切にした制作者の優れたセンス、
そして何より、石そのもののクオリティーに対する自信の
表れなのかもしれません。
グリーン、レッド、ブルー、華やかなカラードストーンと
輝くダイヤモンドに彩られたラッキーモチーフはきっと、
幸運と共に、特別なジュエリーを身に着ける高揚感も
もたらしてくれるでしょう。
リング内側に18金を示す "750" の刻印があります。
年代 1800年代後期
国 ヨーロッパ
素材 ダイヤモンド エメラルド ルビー ブルーサファイア 18金
サイズ 10.5号
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