20世紀初頭、イギリスで製作されたリングです。
1907年にバーミンガムでゴールドの検査を受けたことを示す
ホールマークが確認できます。
パールが取り巻くメインストーンは、パープルサファイアです。
ブルーの他、サファイアにはピンクやイエローなど様々な
色相のものがあり、比較的紫の色味を帯びているものは、
パープルサファイアと鑑別されます。
華やかさと落ち着きのあるカラーを中央に据えることで、
愛らしいフラワーモチーフに上品な大人の魅力が加わります。
カラーストーンとハーフパールで花を象るデザインは
ヴィクトリアンを通じ、またモチーフの両脇に描かれる唐草風の
模様は、特に1800年代後期から1900年代初頭のリングに好んで
用いられています。
バーミンガムのジュエラー、"Lewis Brothers" と推測される
マークもあり、デザインや刻印にしっかりとその歴史、背景が
示された作品です。
年代 1907年
国 イギリス・バーミンガム
素材 パープルサファイア ハーフパール 9金(ホールマーク有)
サイズ 16.5号
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