20世紀初頭頃、イギリス製のネックレスです。
梅や桜の花を意匠化したようなモチーフには、19世紀
半ば頃よりヨーロッパで受け入れられた日本的な趣味、
ジャポニズムの影響が見て取れます。
縦横の直線を強調した透かし模様の地金中央に
ピンクトルマリン、四方にペリドットとパールを配した
端正なデザイン。
一方で花びらを象る円型に注目すると、ピンクとライム
グリーンの愛らしいカラーリングに彩られた、優しげな
印象が前面に押し出されます。
異なる形状や趣をごく自然に調和させた高いデザイン性に
だけでなく、丁寧に作られたパーツやチェーンの
一つ一つ、裏側から見ても美しいオープンワークなど、
随所に上質さの表れる作品です。
クラスプに "15C" の刻印があります。
年代 1900年代初頭
国 イギリス
素材 ペリドット ピンクトルマリン パール 15金(刻印有り)
サイズ 長さ約38cm トップ直径約2.9cm
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