九石のダイヤモンドで花を象ったリングです。
アールデコ後期頃の作品と推測されます。
モチーフを飾るダイヤモンドの周りと台座には
ホワイトゴールドを使用。
星型の彫りの中央に、あるいはV字を刻んだ先端に、
石を埋め込むようにセットしてします。
白色の地金に引き立てられたダイヤモンドの輝きが、
複雑な彫りの生む光によってさらに増幅されることを
意図しているのでしょう。
石の高さを抑えたセッティングはまた、指で触れても、
そして視覚的にも大変滑らかな印象です。
イエローゴールドのシャンクは、モチーフ脇から
リング後方にかけ徐々に幅の狭まるシンプルな
デザインです。
横から眺めると、正面からは見えないシャンクの
小さなアクセントと、モチーフを支える台座の
透かし模様が覗きます。
シャンクにも台座にもゴールドの存在感がしっかりと
生かされ、繊細で可憐なクラスターリングとはまた
一味違った魅力をお楽しみいただけます。
年代 1930〜40年代頃
国 アメリカ(推定)
素材 ダイヤモンド ゴールド
サイズ 13号
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